【一口馬主】出資馬近況

三嶋牧場在厩。現在はBTC（軽種馬育成調教センター）にて屋内坂路コースでハロン15秒程度、屋内周回コース（600m）で4周を順調に乗り込まれています。

乗り進めていくにつれて前進気勢が出てきました。普段は落ち着いていますが、最近ピリッとした処を見せるようになりました。兄弟が煩かったところもあり気性面に注意を払いながら進めています。

体調、毛艶も良く、自らハミを取って走ろうとするところなど非常に好感が持てます。

トップクラスの評価は変わることなく相変わらず期待の大きい1頭です。乗り込まれながらも馬体の成長が見られ現在の馬体重は497キロです。

現在は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週２日は９００ｍ屋内坂路コースでハロン１７～１８秒のキャンター２本登坂しています。

与えられたカイバはしっかり食べることができているように内面の健康度は高そうで、しっかりとした芯が入ってきた際、如何なる変化を見せてくれるのか楽しみな１頭です。

調教の動きからも良いものを感じさせる馬なので、厳冬期は焦らず取り組むことで春先の良化につなげていければと考えています。

2022年1月19日

角馬場で運動した後にホープインザダークの後ろからダート坂路を上がっていました。相変わらず雪で馬場コンディションは良くなかったですが、体力がついてきたようでしっかり走り切れていました。

スタッフの方は「ダート坂路でも、あごが上がって手応えがなくなることはなく、きちんとした脚取りと手応えで走り切れました。体力は日に日についてきています」と話していました。

1月25日

角馬場での運動の後に、ダート坂路をスターズプレミアを追いかける形で上がっていました。厩舎長の方は「課題らしい課題はないので馬に合わせて進めていくだけだと思います。

ピリッとした部分も出てきて気持ちの部分の頼りなさも少しずつなくなり、競走馬に必要な荒々しい部分も出てきています」と話していました。

2月2日

角馬場で体を動かした後にダート坂路を上がっていました。ダート坂路は力がいりますが、頑張って上がっていました。

スタッフの方は「ダート坂路はしんどい分、ハミにもたれて走りたがりますが、今日は自分のバランスで走れていたように感じます。

トモ高の馬体も少しずつではありますが整ってきているので、引き続き乗り進めていきます」と話していました。

昨日視察した池江調教師は「楽しみしかないし、精神的な部分が古馬みたいやな」と嬉しそうに仰っていました。

2022年1月18日

休みを入れていたため冬毛が少し目立ちましたが、馬体は以前よりふっくら見せていました。歩きも滑らかですし、見るたびにしっかりしてきていると思います。

厩舎長の方は「ピリッとするところがありますし、キャンターはハミの収まりを越えて少し行きたがるところがありますが、走り方は悪くないです。

今はまだ進める時期ではないと考えていますので、じっくり乗りながら成長を待つ形になりそうです」と話していました。

2月5日

少しテンションが上がりやすいのを心配していましたが、運動と飼葉のバランスがいいのか非常に落ち着いていました。

厩舎長の方は「かなり順調にきていて、今の段階では言うことがないです。皮下脂肪がまだついているので、それを取ってパンプアップすればさらに良くなると思います。

普段も非常に大人しくなりましたが、調教はかなり動くのでベテランでも持っていかれそうになる時があります。

遅く移動してきたのに順調すぎて速めのクラスに入れようかと考えています」と話していました。

現時点では5〜6月に本州に移動して、調整しながらゲート試験を待つという形を取りたいと考えています。

2022年1月18日

負荷をかけながら乗り込んでいるため、馬体の緩い部分についていた無駄肉が取れて細く見えました。ただ、それでも馬体重は500kgを超えていますし、筋肉が付いて形がどのように変わってくるかを見たいと思います。

場長の方は「調教に行く際は集中力が続かずにキョロキョロしていますが、走らせたら素晴らしいキャンターをしますし、背中がいいとスタッフは言っています。

ハミも巻き込み気味ではありますが、トモに筋肉が付いてバランスが起きればもう少し前でハミを取れると思います。

評価の高い1頭で今後が楽しみですし、この厳しい環境の中でも休まず乗れているのは体力がある方で鍛えがいがあります、もっともっと変わってくる馬です」と話していました。

2月4日

緩さがかなり取れてきましたし、歩きも調教でもいい動きをしています。調教に向かう際などは少しうるさいところを見せているそうですが、その部分も日に日に落ち着いているようです。

場長は「まだ筋肉が付き切ってなくて脚長に見えるので、馬体重はありますがもう少し筋肉を付けたいと考えています。

フットワークや身のこなしは大型馬とは思えないですし、これから良くなるし動くようになると思います」と仰っていました。調教負荷を強めていっても対応しましたし、馬体の緩さも取れてきているのでどんどん乗っていくべきだと感じました。

ヴァンキシュト2020とともに、早ければ今月中にチャンピオンヒルズに移動できるように予定を組んでいる段階です。