有馬記念 2021年
今週はいよいよ1年を締めくくるグランプリレース、有馬記念ですね!
普段からの競馬ファンじゃない人でも知ってる有馬記念!今年はウマ娘の影響もあり競馬を始めた方や興味を持った方がとても多い年だったと思うので、とんでもない売り上げになりそうな予感…!
ところでウマ娘といえば、モバイルアプリ関連調査会社のSensor Towerが発表した2021年のモバイルゲーム売上ランキングで
「ウマ娘 プリティーダービー」が売上1000億円超えを達成したことが話題になっています!
(なんと約9億6500万ドルの売上を記録!)
こちらの売上ランキングの集計期間が2021年1月1日〜2021年12月14日で、
- 「ウマ娘 プリティーダービー」のリリース時期が2021年2月であること。
- 配信されている国が日本国内のみ(ちなみに世界各国で配信されている「ポケモンGO」の売上が約12億ドル)
という事を考えると、とてつもない規模での人気だということがわかりますね!
私もアニメを1期から見ましたが、競馬ファンには堪らない演出や些細な部分の設定がされていて、よく作り込まれているなと感じました。ちょっとウルっとしてしまうシーンなんかもあったりして。
ラブライブ!のような青春熱血ドラマ的部分もあり、アニメ好きな人、競馬好きな人にはお薦めしたいアニメです。
結果がある程度わかっているとはいえ(その辺りも忠実に再現されているので)レースのドキドキ感なんかも感じられました。
そのCygamesの親会社の社長の藤田さんが馬主デビューして、今年のセレクトセールで、コンビニでおにぎり買うくらいにぽこぽこ馬買ってましたからね。
競馬界に今後どんな影響が出てくるのか楽しみです!
話が大きく脱線しましたが、そう有馬記念なんですよ。
当てたいです。当てましょう!!🔥
去年の有馬記念は、私まだ競馬デビュー2ヶ月弱で恥ずかしながらめちゃめちゃ本命党。
人気の馬が強くて走ると思っていました。
私も主人もお祭り気分で、大きめに金額かけてたら、
ってなりましたよね😂
今年は人気薄を狙っていこうとか、そんなのではなく、1頭ずつ丁寧に可能性を探っていきたいなと心に決めたのでした。。。
狙っていきたいポイント
中山2500mの舞台で行われる本レース。
中山2500mなんてそもそもジョッキーにとってもあまり乗る機会がないコース。
それに加えてトリッキーなコースで、ジョッキーの巧さというのが絶対に必要なポイントだと思っている。
トリッキーってよく聞くけどどこがトリッキーなの?てかトリッキーってなんぞ。
トリッキー(tricky)
難しい。複雑。ややこしい。奇をてらったさま。巧妙な。手際を要する。扱いにくい。
ふむ。
ではトリッキーの意味がわかったところで有馬記念で使用される中山2500mのコース特徴について振り返ってみるよ。
中山2500のトリッキーさ
●スタートが外回りの3コーナー途中からで、最初のコーナーまでは約192mしかないため、明らかに内枠で位置を取れる馬が有利。
●外枠の場合はかなり距離損があり脚も使ってしまうことがあるため、馬のスタミナの地力や戦略、騎手の手腕が内枠に比べると必要。先行激化しやすい。
●内回りなので小回りでコーナリングがきつく、コーナーも6回あり、器用さが必要。
(コーナー6回の分、距離はごまかしが効く場合もある)
●急な坂の後、長い下り坂で最後にまた急坂。
●直線は310mと短いので最終コーナーまでにある程度の位置も必要で早めのスパートになるため持久力が求められる。
●冬の荒れた馬場状態をこなす必要があり、パワー、スタミナ、機動力が必要。9月開催の中山馬場は野芝主体で大体高速馬場で、その時とは状態が違う。
要求される能力の多さを考えると、実力だけではなく適正面を重要視していきたい。
それに加えて、このコースを処理できるようなしっかりと考えて乗れる騎手は絶対抑えていきたい。
有馬記念 過去10年の入賞騎手
2020年 | 北村友一 | 松山弘平 | ルメール |
2019年 | レーン | スミヨン | 武豊 |
2018年 | 池添謙一 | ルメール | ボウマン |
2017年 | 武豊 | ルメール | ボウマン |
2016年 | ルメール | 武豊 | 吉田隼人 |
2015年 | 吉田隼人 | Mデムーロ | 横山典弘 |
2014年 | 戸崎圭太 | ビュイック | 岩田康誠 |
2013年 | 池添謙一 | 岩田康誠 | ムーア |
2012年 | 内田博幸 | ルメール | ウィリアムズ |
2011年 | 池添謙一 | ルメール | 福永祐一 |
見ての通り錚々たる顔ぶれ。
もちろん馬質にもよるが、やはりジョッキーの手腕はかなり問われるコースなのは間違いない。
(ちなみに平場も含めると、有力ジョッキーは圧倒的ルメールに次いで、池添さん、田辺くん、武史あたり)
馬がいくら強くても適正がなかったり、騎手がスムーズに進めてあげられない場合は良い結果が残せないのではないかなと感じる。それくらい尖ったコースと考えていく。
昨年は外枠のサラキアにあっと驚かされたが、昨年ほど馬場の痛みは今のところ見られず、今は内伸び〜フラット。
やはりコース形状上内有利なのは変わらないだろう。
展開を考える
ここは陣営も言っている通り、どんなペースで逃げるかは分からないがパンサラッサの単騎逃げが濃厚。
しっかりと内枠も取れたため、隊列はすぐに決まりそう。
パンサラッサに続くのは海外帰りのディープボンドか。
タイトルホルダーも枠は痛いが行き足は早い。調教は我慢をきかせて併せているし、番手での競馬をする予定なのだろう。
アリストテレスも前回逃げていることを考えると行きたがりそうだが、6枠ということで、無理に出していくタイプではない鞍上がどの程度位置を取りに行くか。
パンサラッサが大逃げをすると隊列は縦長になりやすく、捲りをしていく機動力は必須になるだろう。
これが引退レースとなるキセキ。
いつも通りゆっくりとスタートし、いつも通り早めから捲って来る展開になると前が少し厳しくなりそう。
インタビューでは、ゲート練習はしっかり積んできたとの事だったが、出なかった場合の策はしっかりとあり、最後の舞台なのでやれることを、と言っていたのでどんな選択肢を取るか非常に気になるところ。
ただ松山Jはあまり早めから捲っていくとかそういった乗り方はしないタイプなので、意外と動かない可能性も。
全体的には、おそらく前々の位置に強い馬(エフフォーリア)がいる事と、大逃げをうつ予定の馬がいる事を考えるとやはりロングスパートの持久力戦になるのでは。
何にしろ年末にどんなレースを魅せてくれるか非常に楽しみな一戦に違いない。
有馬記念 予想と見解
クロノジェネシス
ここはずっと決めていた通り、本命◎はクロノジェネシス。
クロノジェネシスに勝てる古馬がまず思い浮かばない。そして中山2500のコース適正も問題なし。
海外帰りで体調面が気にされているものの、フォトパドックは、昨年との比較から大きく見劣りすることもなく、なんら問題無いのでは。
鞍上が中山プロのルメールというのも心強い。枠も問題なし。陣営の少し弱気な発言はただのトラップだと思っている。
あえて不安な点を挙げるとしたら、海外コースから日本コースへのフォーム矯正が間に合っているかという点。
総じて状態面なのだろうが、そこを含めても強い馬だし、あとは引退レースを勝利で飾るだけ。
強い馬に強いジョッキー、軸はこれに決まり。
エフフォーリア
人気を二分しているエフフォーリアは見事すぎる馬柱だが、古馬と走ったのは前走の秋の天皇賞が初めて。
もちろん3歳世代(特に牡馬)は強いのはもう周知の事実で甘く見るはつもりはない。
コントレイルやグランアレグリアを下していることからも実力的には十分で、小回りも上手く回れる。
エピファ×ハーツで距離も問題なさそう。気になっている点としては、中山は皐月賞の時に勝っているがあの時のように楽な展開ではいけないだろうというところ。
武史は今年ウインマリリンに騎乗した日経賞(中山2500)で1着になっているが、やはりここは騎手の経験と実力の差で頭はないかなと考えている。
平場の中山はすごく乗れているのでナメてはいない。ポジション取りはいつも前目。今回も同じように乗れる。
(武史のインタビューで結構緊張が見てとれたので、リラックスして頑張ってほしい)
逆にいえばそこの比較しか気にならないくらいに強い馬だと思っている。
ステラヴェローチェ
鞍上がミルコに変更だったので、週の初めから熱い視線で見ていたが、調教のパターンを変えてきた点が不安。
成績に大崩れはないが、善戦マンでここで覆せるほどの決め手も感じない。ここでも善戦止まりでは。
あまり器用なタイプには感じない。
先週の中山を走れていた血統とは少し違う点も考えに含むと、パワーのあるタイプだが、母方がマイラーでスタミナや持久力に富んだタイプかと考えた時に少し違和感を感じる。
大雨で不良馬場にでもなれば話は別だが、3歳の中でエフフォーリアに勝てる馬とは現状思えない。
タイトルホルダー
今回は番手からの競馬の予定は見てとれたが、よりによって大外枠。
こればかりは運なので仕方がないが、行き足が早いとはいえ位置を取りに行けば脚を使うし、大外枠で最初から脚を使って出していった場合、気性面が少し心配される。
むしろ気性面だけが心配。
ただ、スタミナと持続力に非常に長けていてこの舞台はとても合うと思うので悩ましいところ。
和生の中山での騎乗スタイルとしては早めに捲り上げていくパターンが多く、今回もおそらく早仕掛けが予想される。
馬自体は強いが、正直乗り替わりで、ローカル重賞しか勝ち鞍もない騎手でいきなり有馬記念は難しいのでは。
最初からかからずに自分の競馬で進められたら、和生の早仕掛けでも3着に粘り込めるスタミナはあると見ているが、逃げる馬がいる今回、どれだけ落ち着いて走れるかが課題。
アサマノイタズラ
セントライト記念は向いたとはいえ、ソーヴァリアントを差し切れるのだから実力は高い。
持久力とパワーも備えているし、人気して当然レベル。調教もとても良いらしく、Twitterで話題。
どのみち後ろからなので枠は別に問題はないし、中山適正も抜群。
気になる点は追走力で、今回パンサラッサが大きく逃げる予想なことから、スローペースになるとは考えづらく、
この馬の好走できる条件から外れる可能性がある。
適正は抜群だが、展開に頼る脚質という面ではこの馬に全力というわけにはいかない。
ペルシアンナイト
1枠1番、鞍上もクリスチャンということで少し期待したい。
完全に騎手買い。好走条件では無いのは承知だが、外国人ジョッキーということで新しい面が出せれば。
内からスルスル抜け出してほしい。ただ、実力的にここ最近の結果が覆るとは思わないので、3着候補。
ウインキートス
ゴルシ産駒で枠も良いため、適正面から3着候補で抑えたい気持ちも。
前が苦しい展開になれば力的に難しいとは思うが、機動力とスタミナでどこまで。
丹内くんのインタビューも素敵で、応援してあげたくなった。
シャドウディーヴァ
前走のジャパンCを考えれば今回のメンツで馬券内は可能なのでは。
ただ、中山2500の適正という面では、体力的に距離は問題なさそうでも急坂がどこまで頑張れるかなというところ。
ハーツ産駒だし、自在性のある脚質で魅せるレースをしてほしい。
ただ、当日授業参観日の可能性もあるので分過度には信頼できない。後、典さんが一言吹いたのが余計。
パンサラッサ
いきなりこの大舞台で大逃げが決まるとも思わないが、逃げて下さいと言わんばかりの枠順なので少し乗っかってみようかと思う。
母父モンジューは先週の中山2500でも勝利していたし、スタミナには富んでいて距離は問題なさそう。
中山の成績はイマイチで、坂のないコースの方が得意ではある。残れたらラッキー。
キセキ
元気に走ってきてほしい。
ディープボンド
先行力もあるし、ロンスパ持久戦となれば是非買いたい馬だが、中山の小回り適正に疑問。コーナー6回は苦手な気がする。
実績的には上位なので、人気しなければ抑えようかなとも思っているが、迷い中の1頭。
印
◎クロノジェネシス
○エフフォーリア
▲ペルシアンナイト
△シャドウディーヴァ
△ステラヴェローチェ
✔︎アサマノイタズラ
✔︎タイトルホルダー
やはり騎手と馬の力関係を考えると1着取れそうな馬はクロノとエフフォーリア以外に無い。
ルメール騎手ならラストランの大仕事をやってくれると信じている!
とにかく人馬無事に、最高のレースになりますように!!💐