【初心者向け】FXを始める前に必ず知っておくべきポイント

UMA
FXに興味があるんだけど…。
単語の意味もよく分からないし、何から勉強したらいいか分からないんだよね。
NIO
うんうん、専門用語が多いし、なんか数字や英語がいっぱいで難しそう!

そんな私自身の通った道を、ゆるーく分かりやすく説明していきたいと思います!

今回の記事ではFXを始める前に必ず知っておくべき基本的なことをまとめました。
これから始めたい方、気になっている方の参考になれば幸いです!

FXとは?

FX=英語のForeign Exchange(外国為替)を略したものです。

世界にはたくさんの国がありそれぞれ独自の通貨を使用していますが、
例えばアメリカに旅行に行った際に現地でお金を使う場合、両替所などで日本円を米ドルに交換します。

この交換が外国為替です。

為替レートは日々変化しています。

アメリカに旅行した際、円をドルに両替したときの為替レートが「1ドル=110円」だったとします。
1,000ドル分両替したら、日本円で110,000円かかります。

その後日本へ帰国して、余ったドルを円に両替したときの為替レートが「1ドル=115円」に変化していたとします。
1,000ドル全部余っていたとすると、115,000円戻ってくることになります。

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1ドルあたり5円の利益が出ますから、×1,000ドルで5,000円儲かりました!

為替レートが変動したことにより、利益を得られたことになります。

この為替レートの変動による価格差で利益を得ることができるのがFXです。

FXの魅力とは?


FXと聞くと、お金が溶けそうとか、危ないとかそんなイメージありますよね。
私も実際に自分で始めるまでは、怖いとか危ないという気持ちが強かったので敬遠していました。

実際しっかりとリスク管理をしないとお金は溶けます!危ないです!(笑)
ただ逆に、しっかりとリスクを管理できれば少額でトライできる投資商品であると感じています。

ネガティブなイメージが先行していると思うので、まずは魅力から紹介します!

FXのメリット

少額で大きな取引ができる

FXにはレバレッジという仕組みがあり、口座に預けたお金の最大25倍(国内業者の場合)の取引が可能です。

少額のお金で大きな取引ができるため、効率よく利益を上げることが可能となっています。

レバレッジのかけ方は自分で注文の都度に決められるので、無理をせずにリスク管理をしっかりとやることが大切です。
例えば、1ドル100円の時には1万ドルを買うのに100万円必要ですが、レバレッジを10倍かけると1万ドル買うのに10万円で済みます。

また、本来なら100万円使うと1万ドル買うことができますが、レバレッジ10倍をかけると10万ドル買えるようになるため、取引で得る損益の幅も大きくなり効率的に取引ができるということになります。

この少ない資金で始めやすいところが、FXが人気のある一つの理由かと思います!

取引時間が長く、いつでも取引できる

FXは土日を除き平日はほぼ24時間いつでも取引ができるのも魅力の一つです。

国内の株式市場ですと平日9時〜15時までしか取引はできませんし、米国株式市場ですと23時半〜6時とマーケットの開いている時間が決まっています。

詳細な取引時間はFX会社によって異なりますが、昼間でも夜中でもトレードができるため、自分の生活に合わせて参加することができるのは大きなメリットといえます。

手数料が安い

FXで発生する手数料について確認していきます。

  • 口座開設手数料/口座維持手数料
  • 入金手数料/出金手数料
  • 取引手数料
  • ロスカット手数料

基本的に国内のFX業者はこのほとんどが無料となっています。
(入金、出金については各業者ごとにルールに則る必要があります。)

但しFXには、実質的な取引コストとしてスプレッドが各会社ごとに独自に設定されています。

スプレッドとは

スプレッドとは、売値と買値の価格差のことを指します。

FXの取引では、売値と買値の2つの為替レートが設定されています。
取引コストの大きさはスプレッドが広い、スプレッドが狭い、と表現され、『スプレッドが広い』方が取引コストが高く『スプレッドが狭い』方が取引コストが低いということになります。

単位は、『』と『pips』の2種類があり、通貨ペアに日本円が含まれる場合は「銭」、それ以外の海外通貨ペアには「pips」を使用します。

例えばドル/円を取引する際に、売値112.00円/買値112.05円となっていた場合、スプレッドは5銭(0.05円)となります。ドル/円を1Lot(1万通貨)取引した場合には、500円(0.05円×10,000)の取引コストがかかる計算になります。

売値と買値の価格差は狭い方が良いので、スプレッドが狭い方が取引に有利になります。

スプレッドは通貨ペアやFX業者によって変わります。

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業者ごとの手数料を比べたい場合は主にスプレッドの比較を行いましょう!

下がる局面でも利益が出せる

株式投資や不動産投資などでは、商品の価値が値上がりした時に利益を出すことができます。
逆に価値が下がった場合は損失になります。

このような投資商品は上昇局面では安定して利益を出すことができますが、下降局面では利益を出すのは難しくなります。

FXの場合は、価値が値上がりした時も勿論利益は出せますが、売りから入って買い戻すことでも利益を出すことができるため、いつでも利益を生み出すチャンスがあります。

FXで稼ぐ方法

FXの利益を出す方法としては基本的に以下の2つです。

安く買って、高く売る
高く売って、安く買う
安く買って、高く売る

基本的な投資商品の利益の出し方と一緒です。
1ドル100円で買って1ドル105円で売れば、1ドルあたり5円の利益が出ます。

高く売って、安く買う

こちらは普段やっていることの反対です。
売りから入る、というとイメージし難いかもしれませんが、チャートが下がれば利益が出ますので難しく考える必要はありません。
1ドル100円で売って1ドル95円で買えば、1ドルあたり5円の利益が出ます。

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なんか文字にすると、すごく簡単そう(笑)

このように、FXと聞くと身構えてしまうかもしれませんが、仕組み自体は非常にシンプルです。
勿論メリットだけではないので、次はデメリットについても紹介していきます!

FXのデメリット

レバレッジで大きく損をする可能性がある

先ほど軽く説明した通りレバレッジは効率よく利益を上げることができる反面、逆に損を大きく出してしまうこともあります。

レバレッジをどのくらい利用するかは、口座開設時にも設定できますし自分で注文時にその都度設定できるため、無理のない範囲でリスク管理を行うことが必須になります。

相場の急変動などで寝ている間に大きく損をする可能性がある

為替レートはほぼ24時間動いていますが、ずっと見張っているわけにはいきません。

ですが世界を揺るがすような大きなニュースや災害などがあると、為替レートは急変動します。それにより大きな損失を生んでしまう可能性があるという点は、常に念頭に置いておく必要があります。

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例えば、リーマンショックやトルコショックなどは記憶に新しいですよね!

寝ている時に世界の裏側で何が起こってもおかしくありません。

この大きなリスクは無くなりませんので、FXを始める時は注文時に必ずストップロスを設定する必要があります。被害を最小限に抑えることができるので絶対に必要です!

為替レートの変動を読むのが難しい

為替レートは、世界各国の市場や投資家の動き、世界情勢など、あらゆる事象が関係していて、値動きを読むのが難しいという特徴があります。

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まあそれ言うと株の上げ下げも難しいです…苦笑

チャートの形から今後の動きを予想する、いわゆるテクニカル指標もたくさんありますし、自分に合った予想方法を見つけていくのも楽しみの一つだと思います。

デメリットについては、主にリスク管理の絶対的な必要性という点に尽きると思います。
逆にこのリスク管理の部分がしっかりとできていれば、大きな危険は回避が可能です。

取引単位

FXの取引する際の取引量の単位を『Lot(ロット)』と言います。

1Lotあたりの取引数量はFX会社によって異なります。一般的には、1ロット=1,000通貨や、1ロット=10,000通貨として定められている事が多いです。

注文の際に、0.01や、0.1、1や5など、自分でロット数を指定して取引量を決めます。
通貨ペアによっても最低取引数量は変わってくるので、取引を始める前に確認が必要です。

レバレッジ

FXをやる上では、レバレッジについて必ず正しく知っておく必要があります!

レバレッジとは?

先ほど軽く触れましたが、レバレッジとは少額の資金で最大25倍の大きな金額を取引することができる仕組みのことです。

通常の外貨預金や両替などでは10万円で10万円分の外貨しか取引できませんが、FXの場合、10倍のレバレッジを使えば100万円分の取引を行うことができます。

金融庁の規制により、国内のFX会社ではレバレッジは最大25倍までと決められています。10万円の資金で、最大で250万円分の取引ができるということになります。

なぜそんなことが可能かというとFXの取引は差金決済により取引されているからです。

レバレッジを大きくかけることは大きなリターンも期待できますが、大きなリスクも含んでいる事を理解しておく必要があります。

レバレッジの設定方法と計算方法

口座で上限を設定する

FXではほとんどの口座で自分でレバレッジの上限を設定できます。取引画面から上限を設定できますので、使い過ぎてしまうのが心配な場合は設定しておきましょう。

レバレッジの計算方法

レバレッジは、取引数量や証拠金の金額によって決まります。以下の計算式で倍率を計算することができます。

レバレッジ=(取引する時点での通貨価格×取引数量)÷口座に預けてある証拠金

例えば、1ドル=100円のドル円 1ロット=10,000通貨の場合、証拠金が100,000円ある場合、

(100×10,000)÷100,000= レバレッジ10倍となります。

取引単位は注文時に自分で決められるため、レバレッジを落としたい場合は取引数量を変えることでリスクを減らすことができます。注文を0.1ロットにした場合、

(100×1,000)÷100,000=レバレッジ1倍となります。

スワップポイント

FXは、通貨の売買によって得られる利益の他に、ポジションを保有して得られる「スワップポイント」による利益があります。

取引する通貨ペアの間の金利差相当額のことを『スワップ』といいます。

金利の高い国の通貨を買って金利の低い国の通貨を売った場合に、その金利差分をスワップとして受け取ることができます。
※逆に、低金利の国の通貨を買って高金利の国の通貨を売る場合にはスワップの支払いが発生します。

高金利な国の通貨を持ち続けることでスワップポイントが貯められますが、金利水準の高い新興国通貨などは政治情勢や不安定であったり、金利以上に急に下落する場合もあるので運用には注意が必要です。

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代表的な通貨は、メキシコペソや南アフリカランド、トルコリラなどですね!

失敗しないために必ずやっておきたいこと

レバレッジをかけすぎないで少額で始める

最初は、失っても痛手にならない程度の金額で運用するのをお勧めします!
慣れてないうちにいきなりレバレッジをかけすぎると、一発退場になりかねないのでまずは低リスク運用で、損益の計算や相場に少しずつ慣れていきましょう。

必要な時には損切りをする

損失が小さいうちに損切りをするというのはFXには非常に重要なことになります。

FXでは、根拠がないのに無理に粘っても傷が拡大してしまう可能性がありますので、こまめな損切りで損失を最小限に抑えた取引も時には必要になります!

但し過剰に取引を行うと、かえって機会を逃したり損失が膨らむ可能性があるので注意が必要です。

感情に流されたトレードをしない

人間なのでこの部分が非常に難しいですが、継続的に利益を出していくには決めたルールを守った取引が非常に重要になります。ルールを決めずに取引を始めると、その場の焦りや感情に流されやすくなってしまいます。

「利益が○円になったら利確」「損失が○円になったら損切り」「レバレッジは○倍まで」などのルールを事前に決めておけば、感情的な取引での失敗を防ぐことができます。

この部分に関してだけいえば、システムを使った自動売買(システムトレード)は非常に有効的ですね!

必ず自分で事前にルールを作り、それをしっかりと守ってトレードしていく事が非常に大事です

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最初はまずデモ口座を作って、いろいろな注文方法を覚えたり、トレードの練習をするのがおすすめです。
デモ口座ではお金は一切かからないので、気の済むまで練習しましょう!

しっかりと操作を覚えたり、いろいろなテクニカル分析を試してみて自分に合うものを探したり。デモ口座で自動売買を試すこともできます。

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普通の取引口座と全く同じように使えるので、とにかくデモ口座で練習しましょう!!

以上がFXを始める前に必ず知っておくべきポイントとなります!

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