ターコイズステークス 2021
中山1600mで行われるGIII、牝馬限定のハンデ戦。
過去10年を見てみると2020年は堅い決着だったが、結構荒れも見込めるレースなのでしっかりと穴馬を狙っていきたい。
コース特徴
中山 右外回り 1600m
1コーナーの奥の左ポケットからスタート。最初のコーナーまでの距離が約240mと短いのでポジション争いが激化しやすい。
その上、直線に入るまではほぼ下り坂が続く為、ペースが落ちづらい。おにぎり型のコース形状で3コーナーはカーブがかなり緩やかだが、4コーナーはキツめ。
直線は約310m。直線に入って半分ほどで、ゴール前に2.2m上がる約110mの急坂がある。コースの高低差が5.3mもあり、急勾配を上るパワーや持続力、コーナリング能力も求められる。
過去データ
新設された2015年からのデータを掲載します。
年度 | 馬場 | 着順 | 人気 | 性別 | 年齢 | 斤量 | 馬名 | 通過順位 | 前走 | 前走着順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020年
|
良
|
1 | 1 | 牝 | 3 | 54 | スマイルカナ | 2-3-3 | オーロカップ(L) | 2 |
2 | 3 | 牝 | 4 | 54 | アンドラステ | 6-5-5 | GIII京成杯オータムハンデ | 10 | ||
3 | 9 | 牝 | 4 | 56 | フェアリーポルカ | 8-8-8 | GII 府中牝馬ステークス | 8 | ||
2019年
|
良
|
1 | 3 | 牝 | 3 | 54 | コントラチェック | 1-1-1 | GI 秋華賞 | 15 |
2 | 2 | 牝 | 3 | 53 | エスポワール | 2-6-2 | 修学院ステークス(3勝) | 1 | ||
3 | 1 | 牝 | 3 | 54 | シゲルピンクダイヤ | 7-8-2 | GI 秋華賞 | 3 | ||
2018年
|
良
|
1 | 5 | 牝 | 4 | 56 | ミスパンテール | 7-7-5 | GI エリザベス女王杯 | 12 |
2 | 10 | 牝 | 3 | 54 | リバティハイツ | 3-5-3 | ポートアイランドステークス(L) | 3 | ||
3 | 13 | 牝 | 5 | 55 | デンコウアンジュ | 13-15-15 | キャピタルステークス(L) | 6 | ||
2017年
|
良
|
1 | 5 | 牝 | 3 | 53 | ミスパンテール | 9-9-10 | 清水ステークス(1600万) | 1 |
2 | 3 | 牝 | 4 | 53 | フロンテアクイーン | 5-5-5 | ユートピアステークス(1600万) | 2 | ||
3 | 7 | 牝 | 4 | 55 | デンコウアンジュ | 12-11-10 | GI エリザベス女王杯 | 13 | ||
2016年
|
良
|
1 | 1 | 牝 | 5 | 56 | マジックタイム | 15-13-13 | GI マイルCS | 8 |
2 | 6 | 牝 | 4 | 56.5 | レッツゴードンキ | 14-16-16 | JpnI JBCレディスクラシック | 2 | ||
3 | 3 | 牝 | 6 | 55 | カフェブリリアント | 9-7-7 | GII 府中牝馬ステークス | 6 | ||
2015年
|
良
|
1 | 11 | 牝 | 3 | 53 | シングウィズジョイ | 2-2-2 | GI 秋華賞 | 10 |
2 | 16 | 牝 | 4 | 53 | ダンスアミーガ | 3-3-5 | キャピタルステークス(OP) | 16 | ||
3 | 15 | 牝 | 5 | 52 | オツウ | 1-1-1 | キャピタルステークス(OP) | 15 |
- 3歳、4歳の若い馬の活躍が圧倒的に多い。(今年は3歳馬が未出走)
- 実績のある負担重量をもらった馬の好走も多い。
注目馬考察
前走は府中牝馬Sで4着。直線が長い方が良さそうで、前走馬体が減ってていたとはいえ力負けのような負け方。
今回馬体が戻っても中山コースがプラスになるとは思いづらい。
1600mも初の距離だが、今までずっと1800mに拘ってきたと思うので適正面がどうか。
ただ、前走一緒に走った上位2頭よりは斤量は恵まれた。
初の56kgとなるが、他の上位人気馬もそこそこ背負っていることを考えるとそこまで気にしなくても良いかなとも思うが、馬格のある方ではないので少し心配も。
前走の府中牝馬Sからは2kg増。前走は適正舞台から少しずれていて大外からの3着とかなり健闘した結果となった。
2走前の中山マイルは得意舞台。出遅れが響いた形になってしまったが上がりは最速。
戦ってきた相手が強いし、キズナ産駒でパワーもあるし、ここでも健闘は可能か。12月の中山での出走がないので馬場状態が合うかの不安はある。
56.5kgでトップハンデ。昨年のターコイズSでは2着。ただ前走の府中牝馬Sから2.5kg増となる点がどうか。
1600mは少し忙しそうではあるが、週中に雨が予想されていてタフな馬場になるのは好都合か。
騎手は重賞未勝利の岩田息子くんなのでその点は不安。
去年のターコイズS勝ち馬でハンデは56kg。今年に入ってからは全然結果が出ずで、勢いの無くなったディープ産駒は買い難い。
前走は馬場状態も悪かったしハイペースだったため参考外でも良さそうだが、2走前は競られた時に全く抜け出せなかったし、今回も同型が複数いるため難しいか。
中山の舞台は得意舞台なので変わり身があってもいいが枠的にも難しいのでは。
小回り1800mで好成績を残しているし、1600mは少し忙しそう。ただ中山は得意コース。
今回、斤量53kgということで、中京記念の時よりはアンドラステとの斤量差は2kgから3.5kgに。
スパッと切れるタイプではないので前走の舞台は適正外。
鞍上ミルコ継続騎乗ということで前走よりは上積みが見込めそうだが、正直内枠の時の信頼度は低め。
前走府中牝馬Sと同じ斤量。恐らくベストはマイルくらいで、GII格上挑戦、体重も大幅増、鞍上も三浦騎手だったことを考えると、勝ち馬との0.5秒差での6着は大健闘。
今回鞍上強化、枠良しで人気することは必至だが、京成杯AHの力関係から考えると外せない1頭。
キズナ産駒で前日の雨による影響も歓迎では。
ただ、直線は坂のないコースの方が走りやすそう。上位陣との斤量差をどこまで活かせるか。
去年のターコイズS3着馬。当時の斤量はアンドラステやスマイルカナより+2kg重い。
ダートも走れるパワーがあり、タフさの求められる中山は大歓迎。
マイルは少し忙しいかなと思うが、やはり中山適正を考えると外すのは難しい。枠的にも無理せず好位を取れそうで。
牝馬によくある繊細な子なのか気性に難ありで成績もムラあり。
騎手に戸崎Jということで勝負気配なのだろうか、体調も良さそう。
NHKマイル3着など実績はあるが、やはりできれば輸送なしの距離短縮で買いたい。
ただ、中山は恐らく苦手ではないピッチを効かせた走り方。3着候補では抑えておいても。
前走はハイペースで前の潰れるレースだったし、勝負所で詰まって走る気を無くしてしまった感じ。
先行できた時はかなりの粘り強さを持っており、今回の1枠1番はこの馬にとっては良さそう。
パワーのある走りで、中山の坂も問題なくこなせそうで、リステッドからの昇格レースとなるため人気もない。
体調も良いようだし、ここは思い切って先物買いもあり。
前走の昇級初戦は明らかに太くて休み明けの叩きといった感じで、今回叩いて2走目で上積みが期待できる。
オルフェ産駒だし、ダートも走っていたことから、パワーのいる中山は歓迎だろう。
ただ今回大外枠ということで、無理に出していくと脚を使うしさすがに少し厳しいか。3着候補で抑えたい。
最終予想
なんかオッズが異様に穴馬に寄っていますね…
SNSの普及の成す技なのか。ちょっと実力との隔たりも感じるレース。
あとはやはり馬場も天気の影響を受けていそうですね。
○スマートリアン
▲ギルデッドミラー
△フェアリーポルカ
△イベリス
3着候補
✔︎アクアミラビリス
✔︎アンドラステ
✔︎クリノプレミアム
1頭考察していなかったイベリスを追加。
同型が割といるので前はきついかな、とは思いつつも近2走は心房細動の影響によるものだし、ハンデ戦の酒井くん。一変に期待。
一応重賞勝ち馬だし、戦ってきた相手的にこの人気は実力との差を感じるので。
逆に先物買いのアクアミラビリスはちょっと人気しすぎている感。馬場も回復するとはいえ少し狙いにくくなった。
フェアリーポルカももう1段上にしたかったが、やはり三浦Jが今年もう1度重賞とは考えづらい…。
おまけ
他のレースも少しだけ。時間がないので印のみ。
阪神11R タンザナイトS
○ロードアクア
▲アイラブテーラー
△シセイヒテン
(3着候補)
✔︎レジェーロ
✔︎アスコルターレ
✔︎ザイツィンガー
✔︎ケイアイサクソニー
中京11R 有松特別
◎メメントモリ
○ディヴィナシオン
▲アビエルト
△ロングファイナリー
✔︎アンセーニュ
✔︎モテモテ
✔︎ダノンボヌール
朝日杯FS
こちらの記事にて公開中です。
おはようございます! 昨日は10番人気レベルの穴の狙いは良かったものの、◎が見当違いという悲しい結果に終わりました。 ミスニューヨークは距離短いかなぁと完全無印だったので反省。 まああれだけハイペースだと前は厳しいですよね。 […]