先日インゼルサラブレッドクラブの2022年度の募集馬とスケジュールの発表がされましたので、本日はそちらについてまとめていきます!
セールでの落札馬もいますし、現2歳馬の兄弟なんかもいて
非常に魅力的なラインナップとなっていますねー!
今のところ新規さんでも入れるクラブなので、昨年より競争激化は必至
(昨年の先行募集では1頭も取れなかった私としては非常に複雑な思いですが…)
しっかりとスケジュールを確認しておきましょう!
2022年度募集スケジュール
先行募集
10/1〜 先行募集受付開始
10/7 申し込み状況の中間発表
10/14 申し込み状況の中間発表
〜10/23 先行募集受付終了
10/28 抽選結果の発表
新規会員の募集
先行募集に伴い、先行入会の受付が始まります
10/16までに審査の手続きが終わっている必要がありますので、入会希望の方は早めに済ませておきましょう!
募集馬の詳細について
現在ラインナップが公開されましたが、詳細については以下の日程で発表されます
9/23 募集測尺の発表
10/3〜 カタログの発送
募集馬ラインナップ
現在予定されている募集馬は20頭!
その全てがIFF対象馬となっています
ここは昨年とは違うところですね。
(昨年は50口募集の馬はIFFに入っていませんでした)
それではラインナップをざっくりと確認してみましょう!
No.1:ヴィニーの21
牡
生年月日: 2021年1月19日
父:ロードカナロア
母父:ディープインパクト
厩舎:池江泰寿(栗東)
生産牧場:ノーザンファーム
育成牧場:ノーザンファーム
Memo
インゼル初年度の募集馬、秋にデビューを予定しているドルヴァル(牡2歳)の弟くんですね!
ヴィニーの子としては第2子となりますが兄と同じ配合&同じ厩舎。
お母さんのヴィニーも池江厩舎でしたし、どことなく熱量感じますね。
兄のデビューは秋を予定しているそうで、前回息遣いがどうとかコメントがあったので少し心配でしたが検査の結果はなんともなかった様子。募集までにデビューして勝利、なんてことがあると人気になりそうな1頭です!
No.2:チカリータの21
牝
生年月日: 2021年3月13日
父:ロードカナロア
母父:クロフネ
厩舎:小崎憲(栗東)
生産牧場:ノーザンファーム
育成牧場:ノーザンファーム
Memo
初年度に募集されたシュニーの妹(牝2歳)
こちらも第2子で、お母さんお姉さんと同じ小崎厩舎です
お父さんがマインドユアビスケッツからロードカナロアに変わったことで種付料も1000万円以上アップ!
シュニーは1,500万円という比較的安めの価格でしたので、どれくらいで募集されるのか気になります
シュニーは現在ソエ(骨膜炎)の兆候があり休養状態。
早く治るといいですね🥹
No.3:ローリーポーリーの21
牝
生年月日: 2021年2月24日
父:Justify
母父:War Front
厩舎:蛯名正義(美浦)
生産牧場:Coolmore Ashford Stud
育成牧場:ノーザンファーム
Memo
海外の良血馬に出資できるってところがインゼルさんの魅力だと個人的には思っているんですよね。
(日本で走るかどうかは別として)
GIで3勝(2着が2回)GIIとGIIIでも勝利していて、現役時代の成績は18戦6勝という素晴らしい競走成績を残したお母さんの初仔となっています。活躍した舞台は1200〜1600m。
ちなみに、Roly Polyのお母さんのMisty for MeもGI 4勝馬
そして弟のUS Navy FlagもGI 3勝しています
お父さんはケンタッキーダービー1着のjustify
産駒が少ないので評価はしづらいですが、もはや良血であることは間違いなし!
超高額馬であることも間違いなし!!
いくらで募集されるんだろー…(絶対手が出ない金額な気がする)
それにしても小さく載っている写真のムキムキ感やばいですね笑
No.4:テルアケリーの21
牝
生年月日: 2021年5月4日
父:シルバーステート
母父:Tapit
厩舎:友道康夫(栗東)
生産牧場:ノーザンファーム
育成牧場:ノーザンファーム
Memo
お母さんが13歳の時の仔の当馬はセレクトセールで8,000万円(税抜)で落札
牝馬でこの価格はかなり強気だなあと感じますね。
それだけデキも良いということなんでしょうが、
シルバーステート産駒はまだウォーターナビレラで1億2000万円が最高賞金ですからね…
(まだまだ積み上がるとは思いますけど!)
450口募集だったとしても約20万円募集ですからちょっと手を出しづらい感はあります
(まあでもお母さんGI馬ですし当然といえば当然か)
ディープインパクト×母父Tapitといえばグランアレグリアを思い浮かべますし、価格面を考えなければ非常に魅力的!
No.5:ゴルトキルシェの21
牡
生年月日: 2021年2月17日
父:レッドファルクス
母父:ステイゴールド
厩舎:大久保龍志(栗東)
生産牧場:社台ファーム
育成牧場:社台ファーム
Memo
お母さんは未勝利馬、当馬は6歳の時の仔で第2子
上のお姉さんはマインドユアビスケッツ産駒でまだデビューしたばかりです。
レッドファルクス産駒もまだまだ実力が分かるのはこれからといった感じで産駒勝利数もまだ1勝(現段階)
サンデーサイレンスの3×3もどうなのかなぁといった感じも。
種付料もかなり安めなので価格は安そうです。
No.6:サラフィナの21
牡
生年月日: 2021年2月22日
父:ブリックスアンドモルタル
母父:Refuse to Bend
厩舎:友道康夫(栗東)
生産牧場:社台ファーム
育成牧場:社台ファーム
Memo
お母さんのサラフィナが14歳の時の子です。
母の現役時代の競走成績は11戦6勝(GI 3勝,GII 2勝)と素晴らしいものなんですが、
繁殖入りしてからも、2頭の産駒がフランスのGIIIで勝利と、堅実に実績を積み上げています!
面白いのが、今までの産駒はほぼ全てキーファーズが所有しているんですよね
(厩舎も松永厩舎が多かったんですが)
松島さんのサラフィナ大好きが伝わってきます!
それがここにきてインゼル所有で友道厩舎予定となっているんですよね
クラブを軌道に乗せるための娘さんへのご祝儀馬だったり…しないですかね?笑
なんちゃって
No.7:マーブルカテドラルの21
牝
生年月日: 2021年3月27日
父:エピファネイア
母父:ダイワメジャー
厩舎:松永幹夫(栗東)
生産牧場:社台ファーム
育成牧場:社台ファーム
Memo
お母さんは3勝馬で、アルテミスS(GIII)での勝ち馬
兄弟は他に3頭いますが、3勝馬もいたりで繁殖能力はそこそこ
サンデーサイレンスの4×3はもはや鉄板配合!
父エピファネイア×母父ダイワメジャーの組み合わせは、現2歳牝馬の中でもかなり能力がありそうなモリアーナと同じ
兄弟に重賞馬がいたりするわけでもないので金額もほどほどかなと予想していますが、それなりに人気になりそうな1頭ですね!
No.8:レトIIの21
牡
生年月日: 2021年4月28日
父:エピファネイア
母父: Diesis
厩舎:国枝栄(美浦)
生産牧場:ノーザンファーム
育成牧場:ノーザンファーム
Memo
お母さんが18歳の時の仔なので少し高齢ですね
牝系図はすごく賑わっているんですが、このレトIIの子達に関してはあまり活躍が見られない点は少し気がかり
近親馬は海外で結構活躍しているんですけどね。
厩舎が国枝厩舎という点はポイント高めです
No.9:スカイダイヤモンズの21
牝
生年月日: 2021年1月13日
父:リアルスティール
母父:First Dude
厩舎:鹿戸雄一(美浦)
生産牧場:ノーザンファーム
育成牧場:ノーザンファーム
Memo
インゼル初年度の募集馬、先週デビューをしたドウフォルス(牡2歳)の妹!
(募集ヤリなかった…)
第2子で8歳の時の仔です
こちらは今回厩舎が変わって所属も西から東へ
お母さんのスカイダイヤモンズは現役時代24戦10勝とかなりタフに走っていますので、
健康な体が受け継がれていると良いですね!
GII 1勝とGIIIで2勝していますし、まだまだこれから活躍が楽しみなお母さん。
リアルスティール産駒はまだ新しいのでどうなのか分かりませんが、
こちらもまだまだこれからなので未知の魅力がある1頭ですね!
No.10:エレクトラムの21
牝
生年月日: 2021年2月23日
父:リアルスティール
母父:High Chaparral
厩舎:手塚貴久(美浦)
生産牧場:ノーザンファーム
育成牧場:ノーザンファーム
Memo
初年度募集ドラータちゃんの妹が登場です。泣ける😭
デビュー前に骨盤骨折で予後不良となってしまったお姉さんの分も本当に頑張ってほしい
お母さんが10歳の時の仔で第4子ですね!
兄弟に活躍馬はまだいませんが、お母さんのエレクトラム自体はGIIやGIIIの勝利実績のある重賞馬です。
今回はお父さんがリアルスティール。
待ち遠しい1頭です!
No.11:ラルクの21
牡
生年月日: 2021年4月13日
父:Golden Horn
母父:ディープインパクト
厩舎:松永幹夫(栗東)
生産牧場:Coolmore Stud
育成牧場:三嶋牧場
Memo
初年度募集馬ラブソルちゃんの弟くん
生まれがクールモアスタッドで、現地での様子がキーファーズサロン内の記事にて公開されていました!めっちゃ可愛い😍
前回ラブソルちゃんが50口募集だったので今回は何口募集か気になりますね!
厩舎はお姉さんと同じく松永厩舎
牡馬だし第2子なのでお高そうですが、お父さんがFrankelからGolden Hornということで種付料的には若干下がると思うので、結局同じくらいの価格になるのかな?
No.12:ダンシングオンエアの21
牡
生年月日: 2021年3月19日
父:Saxon Warrior
母父:Fastnet Rock
厩舎:四位洋文(栗東)
生産牧場:Coolmore Stud
育成牧場:三嶋牧場
Memo
お母さんのDancing On Airが8歳の時の仔となっています。
詳細は調べてもちょっと良く分からなかったのでカタログ待ちですが、おそらく未勝利〜1勝馬
(外国の馬って同じ名前の子が多くて検索難しい…笑)
Saxon Warrior産駒は昨年もインゼルで2頭募集されていましたし
(現2歳馬:オストファーレン,フォミルマジック)
まだまだ産駒数自体が少ないので良くわかりませんが、種付料はそれほど高額ではない事とお母さんの実績を考えるとほどほどに安価かなと予想しています。
母父Fastnet Rockの代表的な馬にはモシーンいますが、
日本では父ディープインパクトと合わせたプリモシーンが大活躍しました
サクソンウォーリアの父もディープインパクトですから、血統面で少し似たような部分も含まれていて面白みを感じました!
父母父と母母父の方にサドラーが入っていて濃いめのクロスなのでその辺りが…どうでしょうねって感じ🤔
No.13:ヤンキーブライトの21
牡
生年月日: 2021年2月14日
父:Practical Joke
母父:Elusive Quality
厩舎:森秀行(栗東)
生産牧場:George E. Bates Trustee
育成牧場:三嶋牧場
Memo
見慣れないお父さんの名前とか生産牧場で全く頭に入ってきませんが笑
こちらはお母さんが14歳の時の仔みたいです
サクッと調べた感じでは現役時代の勝利レースは見当たりませんでした。
母父はイルーシヴクオリティ。こちらは国内でも見かけたことがありますね!
海外でもBMSで活躍馬を出しており、No Nay NeverやEssential Quality、Catsle Ladyなどは母父Elusive Qualityです。
No Nay NeverやCatsle Ladyは父方がStorm Bird系なので、
同じStorm Bird系の父を持つこの子にも期待できるかもしれません!
(でも日本で走るんだよね?)
お父さんのプラクティカルジョークは既に海外で重賞勝ち馬を出している種牡馬で、
あの藤田さん所有のデュガのお父さんといえば皆さんご存知かと思います
そしてそのデュガは森調教師名義で落札された馬(19万$)なんですが、
今回はバイヤーは別の名義でしたが、
同じく森厩舎予定ということで期待感みたいなものを感じずにはいられませんよねー
この子は2021年のNovember breeding Stock Saleで67,000$で落札されていますので、
およそ1,000万ホースくらいの価値ということに…
募集価格はかなり安価になりそうですね!
No.14:ユイフィーユの21
牡
生年月日: 2021年2月24日
父:レイデオロ
母父:ディープインパクト
厩舎:武幸四郎(栗東)
生産牧場:三嶋牧場
育成牧場:三嶋牧場
Memo
昨年3回応募しても縁のなかったユイフィーユちゃんの子が今年も募集されました!
(嬉しい)
初年度募集馬のミカヅキちゃんは、今週デビューということで注目ですね。
(勝っちゃうと人気になっちゃうので少し困るんですけど)
第2子で7歳の時の子ですね。
性別は牡になり、厩舎は武幸四郎厩舎になり、お父さんはレイデオロに…
これ絶対去年より人気するじゃん!!!(悲しい)
どこの募集でもレイデオロ産駒それなりに人気のようですからねー。
あ、でもお母さんは1勝馬ですし、
牝系図は全然賑わっていないので過度に期待しない方がいいですよ(牽制)
No.15:シャブリの21
牝
生年月日: 2021年2月2日
父:エピファネイア
母父:ディープインパクト
厩舎:岡田稲男(栗東)
生産牧場:桑田牧場
育成牧場:三嶋牧場
Memo
こちらは初年度募集馬アンテロースの妹で、
お母さんが7歳の時の仔で第3子となっています。
お兄さんと同じ岡田厩舎です!
父エピファネイア×母父ディープインパクトでSS4×3ですし、お兄さんもしっかりと1勝しているのでこれは人気の1頭でしょうねー
(個人的には厩舎はダートのイメージなんですが)
No.16:アルーリングハートの21
牝
生年月日: 2021年3月13日
父:ブリックスアンドモルタル
母父:ダイワメジャー
厩舎:須貝尚介(栗東)
生産牧場:杵臼牧場
育成牧場:吉澤ステーブル
Memo
お母さんのアルーリングハートは中央未勝利後、地方移動で1勝した後繁殖入り。
8歳の時の仔で第4子です。若い時から頑張ってる!
一番上のお兄さんはイルクオーレでまだ現役で活躍中です
…セン馬もお兄さんでいいよね?上2頭のお兄さんは2頭ともセン馬
ということで気性的な部分に少し不安があるのかなと感じています。
今度は女の子なのである程度のお転婆くらいだといいですね!
No.17:エルパンドールの21
牝
生年月日: 2021年2月16日
父:エピファネイア
母父:ネオユニヴァース
厩舎:石橋守(栗東)
生産牧場:杵臼牧場
育成牧場:三嶋牧場
Memo
お母さんが7歳の時の仔で第2子です。
お兄さんのカイザーブリッツ君は先週のデビュー戦で3着と健闘していましたね!
またまたエピファ産駒です(なんか多いくない?)
牝系図も賑やかでいいですね〜
ただ個人的にはもうちょっとダート色の強いお父さんだと良かったかなー
No.18:ムーンライトベイの21
牝
生年月日: 2021年3月21日
父:キズナ
母父:High Chaparral
厩舎:渡辺薫彦(栗東)
生産牧場:天羽牧場
育成牧場:三嶋牧場
Memo
母が15歳の時の仔ですね。
兄弟にはシゲルピンクダイヤ、シゲルピンクルビーがいます
兄弟重賞馬とかほんとやばい!!
ただ、活躍しているのはシゲルの時のみなのが気になります笑
ショウナンとシゲルで交互くらいで取り合ってたのにいきなりインゼルで募集とかも良くわからない流れですね。
あと、写真見る限りかなり立ち繋ぎっぽいですし、検討しない方がいいかもしれません!
お母さんも高齢ですからね(牽制2回目)
No.19:モーニングリズの21
牡
生年月日: 2021年3月30日
父:キタサンブラック
母父:Acatenango
厩舎:清水久詞(栗東)
生産牧場:チャンピオンズファーム
育成牧場:チャンピオンズファーム
Memo
お母さんが17歳の時の仔で第10子。
2019年からの産駒は新ひだか町で生産されています
気になる点。
上の兄弟9頭中、4頭が牡馬でしたが皆セン馬になっています(えっ)
海外だとそういった判断が早いんですかね…?それとも皆気性がヤバいのか…
詳細は分かりませんが、その辺りは少し不安ですね
ただ、2022年産駒にもキタサンブラックをつけているようなので期待の1頭なのかもしれません!
母父Acatenangoにはワールドプレミアやワールドエースなどなど、活躍馬もいっぱいいますからね!
No.20:ヤマンの21
牡
生年月日: 2021年3月25日
父:ドレフォン
母父:ハービンジャー
厩舎:小崎憲(栗東)
生産牧場:チャンピオンズファーム
育成牧場:チャンピオンズファーム
Memo
お母さんが8歳の時の仔で第4子。
お母さんは未勝利馬で、兄弟3頭も未勝利馬。
配合も、父ドレフォンに母父ハービンジャーはちょっとパッとしませんが…
うーん、うーん。特にコメントすることがないですが、安価だとは思います!
おわりに
皆さん気になる子はもう見つけましたか?
値段や測尺がまだなので検討しにくい部分もありますが、
キャロットの結果も分かった後での募集ですし、厩舎も分かっているのはちょっと親切!
あと、新規クラブだからなのか全体的にお母さんが若いのは良いですね!
母高齢ってだけでやはり少し減点要素かなと思いますし、キャロットの募集みた後だと余計そう感じました笑
個人的には、えー!ハーツクライ産駒いないの!?
と、ほんの少し残念な募集馬リストでしたが…🥺
もちろん他にも気になるお馬さんはいっぱい居ますけどね!
昨年ハーツクライ産駒が募集馬に4頭もいたのでラストクロップにも期待していたんですよね〜
そういった面では予想外のラインナップでした。
ハーツ産駒に取り変わってエピファ産駒が4頭も!
今年度はエピファ推しなんですかね?
結構高額落札の子も混ざっていますし、価格設定や口数も気になるところ
まだ50口募集の子達の活躍がないので、どこまで乗せた価格になるのか…
(海外からの子もいるので円安の影響もあったりするのかな?)
私は気分だけ盛り上がって、ついつい小さい馬体の写真を拡大しがちなんですが笑
とにかく詳細の発表が楽しみです!